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文化人・芸術家明治〜昭和

折口家(折口信夫・釈迢空と日本民俗学・国文学・歌)

折口信夫(1887-1953、歌人としての号は釈迢空)は、大阪府西成郡木津村(現 大阪市浪速区)の医師折口秀太郎の四男として誕生。國學院大學国文科を卒業し、柳田國男に師事して日本民俗学を確立した一人として活動した。國學院大學・慶應義塾大学の教授として民俗学・国文学を研究、長編小説『死者の書』(1939)、歌集『海やまのあひだ』(1925)、著作『古代研究』『まれびと』(概念提唱)など多分野にわたる業績を残した。生涯独身で実子なく、門弟の藤井春洋(1907-1945、硫黄島戦死)を 1944 年 7 月 21 日に養嗣子として迎え、戦後は門弟・池田弥三郎・岡野弘彦らを中心に折口学が継承された。1953 年 9 月 3 日、東京の自宅で死去、享年 66。

  • 人物
    8
  • 家族構造
    2
  • verified
    100%
  • 信頼度
    ★★★
家系図
折口 信夫折口 秀太郎折口 こう折口 春洋

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折口家(折口信夫・釈迢空と日本民俗学・国文学・歌) 主要人物

8 人物のうち先頭 10 名 ・ 2 家族構造
  • 1折口信夫1887-1953國學院大學教授
  • 2折口秀太郎1846-1907折口信夫父
  • 3折口こう折口信夫母
  • 4折口春洋1907-1945折口信夫養嗣子
  • 5柳田國男1875-1962民俗学者
  • 6佐佐木信綱1872-1963歌人
  • 7池田彌三郎1914-1982国文学者
  • 8岡野弘彦1924-?歌人
  • 9佐々木弘綱1828-1891SPARQL自動拡張
  • 10佐佐木治綱1909-1959SPARQL自動拡張

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もっと詳しく — 折口家(折口信夫・釈迢空と日本民俗学・国文学・歌) の歴史と人物像を読む

折口家の家系図 — 釈迢空と「まれびと」の民俗学

家系図ずかん編集部 公開: 2026-05-01 | 品質: Draft(信頼度 ★★)

[文化人・芸術家] [明治〜昭和] [日本(大阪・東京)]

折口信夫(1887-1953、歌人としての号は釈迢空)は、大阪府西成郡木津村(現 大阪市浪速区)の医師折口秀太郎の四男として誕生。國學院大學国文科を卒業し、柳田國男に師事して日本民俗学を確立した一人として活動した。國學院大學・慶應義塾大学の教授として民俗学・国文学を研究、長編小説『死者の書』(1939)、歌集『海やまのあひだ』(1925)、著作『古代研究』『まれびと』(概念提唱)など多分野にわたる業績を残した。生涯独身で実子なく、養子として藤井春洋(1907-1945、硫黄島戦死)を迎え、戦後は門弟・池田弥三郎を中心に折口学が継承された。1953 年 9 月 3 日、東京の自宅で死去、享年 66。


概要

項目内容
一族名折口家
時代明治〜昭和
拠点大阪府西成郡木津村 → 東京
家紋梶の葉(伝承、要追加検証)
家系の役割大阪木津村の医師家系 → 民俗学・国文学・歌の三分野で名を成す

代表人物

1. 折口信夫(釈迢空、1887-1953)

1887 年 2 月 11 日、大阪府西成郡木津村(現 大阪市浪速区敷津西)に医師折口秀太郎の四男として誕生。少年期から短歌を学び、天王寺中学から國學院大學国文科を 1910 年卒業。

伊勢神宮の竹柏会で佐佐木信綱に学んだのち、柳田國男に出会って民俗学を志すようになる。1928 年に國學院大學教授、1934 年に慶應義塾大学国文学講座教授を兼任、両校で日本民俗学・古代文学・国文学を教えた。

柳田國男の郷土研究会・民俗学研究所において密接に連携、日本民俗学を学問として確立した一人。「まれびと」概念の提唱(『古代研究』1929-1930)で、神は外部から訪れる客人であり、日本の祭りはまれびとを迎える儀礼であるとする折口独自の民俗学体系を築いた。詳細は 松岡・柳田家の家系図 を参照。

代表作: 1925 歌集『海やまのあひだ』、1929-1930『古代研究』全 3 巻、1939 長編小説『死者の書』(中将姫伝説と当麻寺の織物伝承を素材とした古代幻想小説)、晩年の歌集『倭をぐな』(1955、没後刊)。

生涯独身で実子なく、門弟の藤井春洋(1907-1945)を 1937 年頃に養子(後に折口春洋)として迎えた。春洋は 1945 年に硫黄島で戦死、折口は深い慟哭の歌を残した。1953 年 9 月 3 日、東京の自宅で胃癌により死去、享年 66。後継者として池田弥三郎(慶應義塾大学教授)らが折口学を継承した。

2. 折口秀太郎(1846 頃-1907)— 父、医師

大阪府西成郡木津村(現 大阪市浪速区敷津西)の医師。家業の医療を営みながら 4 男を含む子供たちを育てた。1907 年没、信夫 20 歳時。

3. 折口春洋(藤井春洋、1907-1945)— 養子、硫黄島戦死

本姓は藤井、後に折口春洋。石川県羽咋郡氣多村(現 羽咋市一ノ宮町)生、國學院大學国文科卒、折口の門弟、1937 年頃に養子として折口家へ入る。國學院大學文学部講師として国文学・民俗学を教えた。1944 年陸軍に応召、硫黄島守備隊として派遣され、1945 年 3 月 17 日に戦死、享年 38(数え)。折口は春洋の戦死後、深い慟哭の歌を歌集『倭をぐな』に残し、1949 年から能登半島の春洋の生家近くに墓を建立、自身も後に同墓に葬られた。

4. 柳田國男(1875-1962)— 師

日本民俗学の創設者、折口信夫の師。1910 年『遠野物語』で民俗学を出発、1925 年民俗学研究所設立。折口とは郷土研究会・民俗学研究所で密接に連携した。詳細は 松岡・柳田家の家系図 を参照。

5. 佐佐木信綱(1872-1963)— 歌の師

歌人・国文学者・万葉集研究者、文化勲章受章者(1937)。竹柏会主宰、機関誌『心の花』。折口信夫が大学時代から薫陶を受けた歌の師。

6. 池田弥三郎(1914-1982)— 後継者

国文学者・民俗学者、慶應義塾大学教授。折口信夫の高弟として、戦後の折口学の継承を担った。


歴史的背景

民俗学の確立 — 柳田との並走

東京の國學院大學国文科を卒業した折口は、大正期に短歌(竹柏会・佐佐木信綱に師事)と古代文学研究を並行して進めた。1922 年頃に柳田國男に出会って民俗学を志し、以後柳田の郷土研究会・民俗学研究所において密接に連携、日本民俗学を学問として確立した一人となる。

折口の特徴的な貢献は「まれびと」概念の提唱である。『古代研究』全 3 巻(1929-1930)で、神とは外部(「常世」)から訪れる客人(まれびと)であり、日本の祭りはまれびとを迎える儀礼であるとする独自の民俗学体系を築いた。柳田國男の山人論・先祖の話とは異なる視点を提供し、戦後民俗学・芸能史・国文学に深い影響を与えた。

國學院大學と慶應義塾大学 — 二つの教壇

1928 年に國學院大學教授、1934 年に慶應義塾大学国文学講座教授を兼任、両校で 25 年以上にわたって民俗学・古代文学・国文学を教え続けた。両校の教え子から多数の研究者が育ち、戦後の日本民俗学・国文学の主要な担い手となった。

歌人「釈迢空」と『死者の書』

折口は学者であると同時に歌人でもあった。歌人としての号は釈迢空(しゃくちょうくう)。1925 年の歌集『海やまのあひだ』は短歌界に新風を吹き込んだ作品として高い評価を得た。1939 年には長編小説『死者の書』(青磁社)を刊行。中将姫伝説と当麻寺の織物伝承を素材とし、死者の世界から現世を見つめる古代幻想小説として、折口の学問・歌・小説を融合した代表作となった。

養子春洋と硫黄島 — 1937-1945

生涯独身で実子のなかった折口は、門弟の藤井春洋を 1937 年頃に養子として迎えた。春洋は折口姓を名乗り、國學院大學講師として教壇に立った。1944 年に応召、1945 年 3 月 17 日に硫黄島で戦死、享年 38(数え)。折口は深い慟哭の歌を残し、1949 年から能登半島の春洋の生家近くに春洋の墓を建立、自身も後に同墓に葬られた。

戦後の折口学

1953 年 9 月 3 日、東京の自宅で胃癌により死去、享年 66。後継者として池田弥三郎(慶應義塾大学教授)、岡野弘彦(歌人)らが折口学・歌の伝統を継承し、現代の日本民俗学・古代文学研究に折口の方法は今も生きている。


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出典・参考文献

ランク A

  • Wikidata Q1388898 折口信夫
  • 中央公論社『折口信夫全集』全 32 巻+ノート編 18 巻(1995-2002)

ランク B

  • 安藤礼二『折口信夫』(講談社、2014)
  • 岡野弘彦『折口信夫の記』(中央公論新社、2011)

ランク C

  • Wikipedia 日本語版「折口信夫」

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最終更新: 2026-05-01 / 執筆: 家系図ずかん編集部 / 品質: Draft

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プリセット ID: origuchi / schemaVersion: 1.3 / 更新: 2026-05-01T00:00:00+09:00