板垣家の家系図 — 「板垣死すとも自由は死せず」自由民権運動の板垣退助の系譜
家系図ずかん編集部 公開: 2026-05-01 | 最終更新: 2026-05-01 | 品質: Public-ready(信頼度 ★★)
[近現代政治家] [幕末〜現代] [土佐・東京]
板垣退助(1837-1919)は土佐藩上士乾家に生まれ、戊辰戦争では東山道先鋒総督府参謀として新政府軍に従軍。1873 年明治六年政変で下野し、翌年民撰議院設立建白書を提出、1881 年自由党を結成した。1882 年岐阜事件での**「板垣死すとも自由は死せず」は近代日本の代表的な政治名言として知られる。1898 年隈板内閣**で内務大臣を務めた。1900・1953・1969 年の百円札の肖像として広く知られる。
概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一族名 | 板垣家(旧姓乾家) |
| 出身 | 土佐藩上士・220 石取り |
| 拠点 | 高知 → 東京 |
| 家紋 | 隅立て四つ目結 |
| 代表事跡 | 自由民権運動・自由党結成・「板垣死すとも自由は死せず」 |
| 特筆 | 伯爵叙爵を辞退(諸説あり)、百円札の肖像 |
代表人物
1. 板垣退助(1837-1919)— 自由民権運動の指導者
土佐藩上士乾正成の長男として高知城下に生まれ(1869 年に板垣に改姓)、戊辰戦争では東山道先鋒総督府参謀として会津若松城攻防戦に従軍した。
維新後は参議として新政府中枢にあったが、1873 年明治六年政変を機に西郷隆盛・江藤新平らとともに下野。翌 1874 年に民撰議院設立建白書を左院に提出、自由民権運動の起点となった。
1881 年に自由党を結成、その総理に就任。1882 年 4 月 6 日、岐阜で演説後に凶漢相原尚褧に襲われ、その際の**「板垣死すとも自由は死せず」**は近代日本の代表的な政治名言として知られる(実際の言葉には複数説あり)。
1898 年に大隈重信と憲政党を結成、隈板内閣で内務大臣を務めた。1887 年華族令の伯爵叙爵を辞退したとも伝わる(諸説あり)。1919 年東京で 83 歳で没。1900・1953・1969 年の百円札の肖像として広く知られる。
2. 板垣絹子(c.1848-1923)— 後妻
板垣退助の後妻。自由党総理時代から晩年までを支え、岐阜事件後の看病・東京移住後の家政を担った。退助没後の 1923 年に没。
3. 板垣守正(c.1894-c.1980)— 孫、板垣家 3 代
板垣退助の孫。1956 年に『板垣退助先生伝記』(4 巻本)の編纂・刊行を主導した。
板垣家の家系は守正以降も続き、現代まで継承されている。本記事では存命人物の私的情報は扱わない。
歴史的背景
土佐藩上士・乾家から戊辰戦争へ
乾家は土佐藩 220 石取りの上士家。土佐藩は山内氏入封以来の上士・郷士身分制があり、退助は上士の出自であった。土佐藩兵を率いて戊辰戦争に従軍、東山道先鋒総督府参謀として会津若松城攻防戦に参加した。
明治六年政変と自由民権運動
1873 年、征韓論をめぐる明治六年政変を機に下野。翌 1874 年の民撰議院設立建白書は国会開設を要求する文書として知られ、これを起点に立志社・愛国社などの民権結社が広がり、自由民権運動が形成された。
自由党・岐阜事件・隈板内閣
1881 年に国会開設の勅諭を受けて自由党を結成。1882 年の岐阜事件は近代日本初期の政治襲撃事件として広く報じられた。**「板垣死すとも自由は死せず」**は明治以降の修身教科書にも取り上げられた。1887 年華族令の伯爵叙爵を辞退したとも伝わる(諸説あり)。1898 年に大隈と憲政党を結成、隈板内閣で内務大臣を務めた。
家紋「隅立て四つ目結」
目結は鹿の子絞りを図案化した古典的家紋で、佐々木源氏系の代表紋。隅立て四つ目結は四つの目結を菱形に組んだ意匠で、土佐藩上士乾家の代表紋として伝わる。
関連する家系図
出典
ランク A
- Wikidata: Q336988(板垣退助)、2026-05-01 verified
- 国立国会図書館「近代日本人の肖像 — 板垣退助」、2026-05-01 verified
ランク B
- 中元崇智『板垣退助 — 自由民権指導者の実像』中公新書、2020
- 板垣守正 編『板垣退助先生伝記』板垣退助先生伝記編纂所、1956(4 巻本、家族編纂による公式伝記)
ランク C(Wikipedia、2026-05-01 確認)
本家系の全体像を掴む
上位 Pillar
- 幕末維新と家系図 → — 土佐藩からの維新志士の系譜
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最終更新: 2026-05-01 執筆: 家系図ずかん編集部