メインコンテンツへスキップ
家系図ずかんぱぱっと家系図作成
ガイド

家系図データのバックアップ習慣

ブラウザ保存・端末故障・クラウド障害から家系図データを守るための実践ガイド。3-2-1 ルール、紙の保管、家族への引き継ぎまで。

  • 公開 2026-05-01
  • 更新 2026-05-01
  • 関連記事 5
戸籍や記録を整理する道具の挿絵

材料をそろえる

戸籍、写真、聞き書きメモなど、まず必要なものを小さく集めます。

迷う箇所をメモする

表記ゆれ、続柄、家紋、日付など、あとで確認する点を分けて残します。

印刷前に確認する

親族に渡す前に、存命人物の扱いと公開範囲を確認します。

読み進め方

読んで終わらせず、確認して家系図に残す

  1. 1
    読む

    必要な範囲をつかむ

    制度・準備物・注意点を先に把握して、迷いやすい箇所を減らします。

  2. 2
    確認

    原資料で照合する

    戸籍、写真、寺社・自治体資料など、根拠になるものと照らします。

  3. 3
    記録

    出所ごと残す

    名前、日付、続柄、家紋などは出所メモとセットで残します。

  4. 4
    作る

    家系図に反映する

    確認できた情報だけを家系図へ入れ、未確認情報は分けておきます。

家系図データのバックアップ習慣 — 数十年後も読める形で残す方法

家系図は、数週間〜数ヶ月かけて戸籍を集め、親族から聞き取りを重ねてようやく形になる「取り戻せない情報」の集合体です。一度失えば、祖父母から聞いた話は二度と戻りません。本ガイドは、家系図ずかんエディタで作ったデータを 数十年後も読める形で残す ための実践的な習慣をまとめます。最初のセットアップ 30 分、その後は月数分です。


1. なぜバックアップが重要か

1-1. ブラウザ保存は壊れる前提

家系図ずかんエディタは、家系図データを サーバーに送らない 設計です。プライバシー上の長所ですが、裏返すと 保管責任は利用者にある。ブラウザの LocalStorage に置きっぱなしのデータは、次の状況で簡単に消えます。

  • Cookie / サイトデータの削除、シークレットウィンドウでの利用
  • 端末の OS 再インストール、故障、盗難
  • ブラウザの乗り換え(Chrome → Safari でデータは引き継がれない)

ブラウザは本来「一時的な作業領域」。数十年スパンで残す家系図は、必ず 共有 URL、PNG、PDF 印刷 などブラウザ外にも控えを残します。

1-2. 歴史を見ても、家伝の散逸は珍しくない

源平合戦末期、平家一門が壇ノ浦で滅亡した際、宮中で受け継がれた多くの家伝・系譜資料が水底に沈んだとされます。江戸時代に 徳川将軍家改易 した諸大名家でも、家系図や過去帳の多くが散逸しました。残そうという意志がなければ、家の記録は失われる方が普通だと歴史は教えてくれます。


2. 3-2-1 ルール

NIST や IT 業界で広く使われる 3-2-1 ルール:

数字意味
3 コピーオリジナル + バックアップ 2 つ
2 種類の媒体HDD・USB・クラウド・紙のうち 2 種類以上
1 つはオフサイト物理的に別の場所(自宅と実家など)

家系図に当てはめた構成例:

  • コピー 1: 普段使う PC の家系図ずかんエディタ
  • コピー 2: USB メモリ or 外付け SSD に PNG / PDF / 共有 URL メモ
  • コピー 3(オフサイト): クラウドストレージに PNG / PDF / 共有 URL メモ + 紙の控え

PC が壊れても USB が残り、自宅が火災でもクラウドが残ります。1 つの媒体に依存しない のがすべてです。


3. 家系図ずかんエディタで残しておく控え

家系図は、URL で見られる控え見て読める控えの両方を残すと安心です。前者は別端末で表示するためのもの、後者は家族がすぐ読める完成版です。

3-1. URL で見られる控え

作業を進めたら、最新版の共有 URL をメモアプリやテキストファイルに残しておきます。ファイル名やメモの見出しには日付を入れましょう。

例: kakeizu_2026-05-09

名前だけでなく、いつの版か、誰の家系図かがわかるようにしておくと、数年後に見返したとき迷いません。

3-2. 見て読める控え

家族に渡すものは、編集できるかどうかより、開いた瞬間に読めることが大切です。完成版は印刷用に保存し、紙でも一部残しておくと、端末やサービスが変わっても見返せます。

3-3. 原資料の写真

戸籍、古い写真、過去帳、墓石の写真などは、家系図そのものとは別に保管します。家系図の正しさを後から確かめるための根拠になるからです。


4. 保存場所の選択肢

場所強み弱み用途
PC ローカル速い、オフライン可故障・盗難で消失作業中の最新版
USB / SD安い、持ち運び可紛失しやすい、寿命 5-10 年PNG / PDF / 共有 URL メモの控え
外付け SSD/HDD大容量、長期安定自宅と運命を共にする自宅メインバックアップ
クラウド個人ストレージオフサイト、複数端末月額費用、サービス終了リスクオフサイト 1 コピー
印刷した紙100 年読める、停電可かさばる、更新が手間年 1 回の決定版

4-1. クラウドはユーザー判断で利用可

家系図ずかん本体はサーバー送信しない方針ですが、利用者が 自分の判断で Google Drive / iCloud / Dropbox に PNG、PDF、共有 URL メモを置くことはできます。2 段階認証 を有効化し、共有設定は常に「自分のみ」に。家系図には親族関係など、第三者には個人情報になる情報が含まれます。

4-2. 紙は実家・金庫がおすすめ

印刷した PDF は 自宅とは別の場所 に 1 部置くと災害保険になります。実家・パートナーの実家・銀行貸金庫など。封筒に「家系図 / 取扱注意」と書くと、自分の死後に家族が発見しやすくなります。


5. 推奨ルーティン

5-1. 都度(人物追加・編集の時)

新しい祖父母世代の人物を追加した 直後、戸籍取り寄せ後の反映 直後 に共有 URL や PNG/PDF を残します。二度と再現できない労力 が結晶した瞬間です。

5-2. 月次

毎月 1 日など固定日に最新の共有 URL メモ、PNG、PDF をクラウドや外付けメモリへ保存。古い版を 3-6 月分 残せば、誤削除しても前月版を参照できます。

5-3. 年次

年末年始 に PDF を印刷して実家・金庫へ。同時に リカバリテスト(後述)も実施。

5-4. イベント時

  • 結婚・出産 — 新メンバー追加直後
  • 葬儀 — 没年月日と聞き書きの最終版
  • 引っ越し / PC 買い替え — 端末環境が変わる前

引っ越し・PC 買い替えはデータを失う最大のタイミング。旧 PC で最新版の共有 URL と PNG/PDF を残す → クラウド + USB に二重コピー → 新 PC で表示できるか確認 → 旧 PC データ消去 の手順を必ず守ります。


6. リカバリ手順

6-1. 端末故障時

  1. クラウド or USB から 最新の共有 URL メモや PNG/PDF を取り出す
  2. 別の PC で共有 URL を開く
  3. 画像や印刷版も開けるか確認する
  4. 人物数、続柄、メモが読めるか確認

6-2. 家族に託す(自分の引退後を想定)

家系図は 次の世代に渡すバトン です。

  • 保管場所 を家族に伝える(封筒に「家系図データ / 開封手順」と明記)
  • 「共有 URL はブラウザで表示する」と一筆メモ
  • 印刷版 PDF を併存させると、URL を扱えない家族でも読める
  • パスワード付き ZIP の場合、パスワードの伝達手段 も合わせて準備

7. リカバリテスト — バックアップが「動く」か確かめる

「取ったつもりが、いざ復元したら開けなかった」事故は珍しくありません。年 1 回(年末がおすすめ)次のテストを行います。

  1. クラウドから共有 URL メモや PNG/PDF を取り出す
  2. シークレットウィンドウ で共有 URL を開く
  3. 主要人物が 正しく表示 されるか目視確認
  4. 失敗したら原因を特定して即対処

復元できないバックアップは、無いのと同じ」は IT 業界の格言です。


8. よくある失敗パターン

失敗何が起きるか対処
ブラウザ任せCookie 削除で消失控えの保存を習慣化(§3)
USB 1 本だけ紛失・故障で全滅3-2-1 ルール(§2)
クラウド 1 サービスだけサービス終了・凍結物理媒体と併用
同じ名前の控え古い版で上書き日付入りの見出し
パスワード未設定紛失時に他人が読めるZIP 暗号化
家族が場所を知らない死後に発見されない引き継ぎメモ(§6-2)
一度もテストせず必要な時に開けない年 1 回テスト(§7)

9. まとめ

家系図のバックアップは難しい技術ではありません。月数分の作業封筒一つ の保管場所があれば成立します。重要なのは 仕組みにする こと。

  • 都度・月次・年次の 3 サイクルで控えを保存
  • 共有 URL と、見て読める PNG/PDF/紙の控えを両方残す
  • 自宅・クラウド・実家の 3 拠点
  • 年 1 回の リカバリテスト
  • 家族への 引き継ぎメモ

歴史上、無数の家系図が火災・戦乱・無関心で失われてきました。デジタル時代の私たちには、意志を持って残す 選択ができます。


出典2件の参照元

あなたの家系図を作る

読み取った情報は、登録不要・ローカル保存のエディタで家系図に整理できます。存命人物や親族情報は端末内に保存され、サーバーへ送信しません。

エディタを開く

すぐ使えるテンプレート